公式ホームページの制作をさせていただいた大嶋 拓 監督の最新作『凍える鏡』をシネマ・アンジェリカにて観賞。
とても考えさせられる、深くて見応えある作品。
上映後には監督と精神科医である熊谷一朗氏が登壇され、映画の主人公・瞬の「自己愛性人格障害」をテーマにしたトークショーが行われた。
「この映画は果たしてハッピーエンドと言い切れるかどうか」という監督の言葉に、学生時代に感じた臨床心理学の難しさを改めて思い出した。
一時的なハッピーが、後で振り返るとアンハッピーだったという可能性もある。
時間軸と空間軸、どこに視点を置いて判断するか。。主人公の、今後も続いていく人生を考えるとそれを決めるのは難しいかもしれない。
でもこれ映画ですから!
物語の幕が下りた時点で主人公自身がハッピーと感じたならハッピーエンドな映画でいいんじゃないかなと勝手ながら思っている。
見終わった後に2時間は語り合える、そんな映画なので家族や友人を連れて見に行ってはいかがでしょうか。
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